<< LOVE & WANDER セルフ・ライナーノーツ >>
7月、梅雨明け。お元気ですか?茂木欣一です。
まずは、「ハナレグミ・So many tearsのどこまでいくの180分」ツアーに遊びに来てくれた
皆さん、本当にどうもありがとう(180分超えもあったね)。
今回、念願かなったこのツアー。このメンツならば、愛する音楽を通してどこまでも行けるはず。
そんなつもりでやってきましたが、最終的に、今までまったく見たことのない景色に出会う事が出来ました。
演奏中、さまざまな映像が脳裏に浮かんだり、熱狂的になったり、懐かしい気持ちになったり・・・
実に刺激的でホットなツアーだった。また必ずやりたいと思っています。次回はさらに上を目指す。
そして、もっともっとSo many tearsの曲を感じたいと思ってくれたキミ。
9月のワンマン・ライブで会おうね!!
さて、ニュー・アルバム『LOVE & WANDER』を聴いてくれて、心から感謝しています。
皆さんが、どんな時間帯にどういうシチュエーションで聴いているのか、とっても気になります。
ちなみに僕は夜ヘッドフォンをして、低音をしっかり効かせて、眠る前にじっくり楽しむことが多い。
今回、アルバムの1曲1曲をより楽しんでもらうために、簡単に楽曲解説をしてみました。
言葉やメロディー、サウンドの背景が見えて来るかな?読んでみて下さい。
全10曲60分、enjoy listening!!
「THE TIDE GETS HIGH」
・2011年のデビュー盤が完成したときに、すでに断片があった楽曲。一つの旅 (So many tearsのデビュー) が完結し、新たな旅の幕開けが表現出来ればというのを、この楽曲に込めようと思いました。ここから先は何が待っているのか?僕らはどんな作品を生み出せるのだろう?期待と不安とが入り混じる中、未知なるものに足を踏み入れようとする意気込みが、このサウンドの中にあります。
「SUNSET」
・昨年夏、北海道岩見沢でオフだった日の夕方、一人であてもなく街を歩いていると、あまりにきれいな夕暮れの光景に出くわし圧倒されてしまいました。その時に口ずさみ始めたメロディーがもとになって出来た楽曲。誰かを恋する幸せ、そして、そんな幸せよどうか壊れないでという気持ちを空に向かって願っている。青春感いっぱいのアレンジがとってもお気に入りです。
「TIME」
・今回のアルバム「LOVE & WANDER」の制作開始を決定づけた大切なナンバーと言えます。カトウくんがこの曲の原型を作っていたのを耳にした瞬間「すごくいい曲になる!!」と興奮したのを憶えています。リハーサルで三人で音を出し、それは確信へと変わり、大切にアレンジして行きました。昔から一緒に過ごしている恋人や、気の合う仲間がいるって本当に素晴らしいこと。喜びや悲しみを共有しながら、いつまでもその相手をワクワクさせたい。そんな思いの楽曲です。
「Where Is Your Gun?」
・So many tearsならではの緊張感をパッケージした一曲。スカパラ谷中敦の力を借りて、歌詞を共作しました。妄想やアイディアが降りてくる夜、人生をどう面白くするかは自分自身にかかっている。誰かに批判されるのが怖いと思うより、行動しない自分の方が怖い。Gunは「意思」や「秘めた情熱」のようなものと考えています。カトウくんの炸裂ギター、そしてユズルの地を這うような、ひたすら反復するベースラインがヤバい。
「Tropical Paintings」
・ビビッドな色彩にヤられて、何処かに逃避行してしまいたい気分を、ブラジリアンな感覚で演奏しています。曲のアレンジをしている時に、ちょうど1960年代のブラジルのトロピカリズモの話とかしていました。コラージュ(貼り付け)っぽい仕上がりにしたいなと考え、声やギターリフ、サンプルが重なっていく面白さを楽しんでもらえたら最高です。低い声はユズル、途中出て来る子供の声は、僕の娘リオン。ファンタジー、ウォルト・ディズニー、 I love them...
「AMAZING MELODIES」(Album Mix)
・2011年4月、スカパラでメキシコを訪れたとき、僕の夢の中にフィッシュマンズ佐藤伸治が出て来ました。彼はアコースティック・ギターを手に新曲を歌い出したのです。僕は彼が口ずさんだメロディーを忘れないようにケータイのボイスメモに記録、それをきっかけとして完成させた思い出深い楽曲です。空からの贈り物、僕のベッドにやってきた。昨年4月にシングルとしてリリース。収録されているのは、このアルバムのために渡辺省二郎さんが新たにミックスしてくれたヴァージョンです。
「MY DESTINATION」
・「いま、自分の人生、どのあたりだろう?」・・・日々の競争に力を注ぎ、愛には包まれているけれど、このまま時が流れていって死んで行って、それで大丈夫なんだっけ?そんな疑問符が浮かぶとき、男はさすらいの旅に出る。「自分の心の中は乱れているけれど、世界の景色は何も変わらない」そんなムードが音に表現出来てるような気がします。アルバム・タイトルを決めるきっかけにもなった、お気に入りの1曲。
「BabyDRIVER」
・野外フェスで思いっきり盛り上がれるナンバーを作ろうと、カトウくんがこの曲のギターリフを弾き始めた。盛り上がって「野音だ、野音」って言ってるのが、当時のリハーサル音源にも残っている。何度も何度もセッションを重ね、So many tearsロック魂全開のナンバー、ここに完成。どこまでも昇りつめるカトウくんのギター、ブっといユズルのベース。深夜の高速道路でかけたらハマること間違いなし。そしてコワイモノ知らずの女の子には誰もかなわない。
「happy birthday」
・一年に一回、皆に平等に訪れる誕生日。幼い頃は待ち遠しくてたまらないものだったのに、最近は「あれ、もう1年たっちゃったの?」って感じ。まだまだコドモだと思っていた男の子や女の子たちも、どんどん成長していくことだろう。やさしく話しかけるような曲になればいいなと思いました。間奏での沖さんのトイ・ピアノのフレーズがたまらなく、そして何と言ってもカトウくんのダブル・ボーカルの歌声がセクシー。
「BRAND NEW DAY」(Album Mix)
・アルバム最後を飾るのはこの曲。So many tearsというバンド名をつけた理由を歌ってるような楽曲かもしれません。「終わりじゃない」、流した涙は希望へとつながることを信じて、もう一度トライしてみよう。きっと、新しい日はそうやって生まれるもの。とても愛おしい曲です。昨年のシングルで発表後、ライブでも大きな手応えがあり、今回アルバム・ミックスで収録されました。
2013.7.7 KIN-ICHI MOTEGI
ニュー・アルバム、間もなく発売!!
こんにちは、茂木欣一です。いよいよ7月3日にセカンド・アルバム「LOVE & WANDER」がリリース!!ここまでの道のり、そしてリリースに向けての想いを書き留めておこうと思います。
昨年(2012年)秋のマニッシュ・ボーイズとのツアー終了後の11月~12月、そして年明けにかけて、この2年間に書いてきた楽曲たちをアレンジする作業をしていました。その後2013年1月11日より、静岡にあるIZU STUDIOでレコーディング開始。リズム録りは前作よりも肩の力が抜けて、3人の一体感が強くなったことが感じられ、嬉しい思いでした。さらにエンジニアであり共同プロデューサーである渡辺省二郎さんの、素早く的確なアイディアの数々が、僕らに追い風をもたらしてくれました。
レコーディングの合間には、近くの城ヶ崎海岸に皆で行って気持ちの良い空気を感じたり(吊り橋が高くて怖かったね~)、海の幸をいただいたり、リフレッシュも欠かさずしていました。そういえば、ユズルと深夜に山下達郎の「クリスマス・イブ」をセッションして盛り上がったりしてたなぁ!!カトウくんはいつだって面白い話満載でムードを盛り上げてくれるし、とても充実した伊豆の日々でした。
そうそう、So many tearsのレコーディングには、どうも雪がつきまとう。デビュー・アルバムのレコーディング時(2011年3月)も、山中湖スタジオに向かう道が大雪に見舞われて大変だったのですが、今回もレコーディングからの帰り道、前日の大雪の影響でなかなか東京に辿り着けなかったのを思い出しますね。
そして、このレコーディングの続きは2月後半に。というのも、カトウくんと僕は浅井健一さんのツアーに出ることになっていたからです(このベンジー・ツアーの模様はDVD「FRIED RICE」として7月17日にリリースされます)。そんなスケジュールでしたが、合間の時間を縫って、3人でダビングのアレンジをやりとりしていました。これが、アルバムの色彩を今までよりバラエティーにさせる力になりました。
ダビングにはスカパラ沖祐市が参加、デビュー・アルバムの時にも参加してもらいましたが、今回もアルバムをバッチリ彩ってくれています。カトウくんのギターは前作以上に振り切れてるし、ユズルのベースがSo many tearsの音楽をただのポップやロックで括れない独特なものにしている。また、個人的には歌入れがとても実り多かったです。デビュー作の時よりも自然に、リスナーと通じ合う距離感が近づいたのではないかと感じています。みんなの感想を早く聞きたいですね。こうして3月下旬にレコーディング完了。3人が出会った喜びから一歩も二歩も前進した新しい世界を作れたと思っています。
自分が10代の頃にラジオやレコードからもらった恩恵をもとに、どれだけのアイディアやエネルギーを音楽に注ぐことができるのか。雑誌『レコード・コレクターズ』の今月の特集が、1967~1975年の英国ロック/ポップの名曲ベスト100というものだったんだけれども、曲のタイトル見るだけで胸が熱くなった!!ビートルズ、ストーンズ、フー、クイーン、ピンク・フロイド、 T.レックス・・・彼らが注いできたもの。人々の心をワクワクさせるものを、ただただ生み出したい。やっぱり、あの時代の音楽への”情熱”に負けないものを作りたいなと、改めて強く思うのです。
So many tears NEW ALBUM「LOVE & WANDER」をぜひ、体験してください。
PLAY IT LOUD!!
現在So many tearsはハナレグミ・沖祐市とともに「どこまでいくの180分」ツアーを展開中。皆さんを未体験ゾーンに連れて行きます。そしてそして、遂にSo many tearsのワンマン・ライブが決定!!東京・青山CAYで9月11日(水)、大阪・心斎橋JANUSで9月18日(水)に行われます。三人の音世界を思いっきり感じに来てください!!待ってます。
2013.6.25 KIN-ICHI MOTEGI
2013年1月、伊豆・城ヶ崎海岸にて。
フル回転、芸術の秋
皆さん、こんにちは。茂木欣一です。
すっかり秋だね~。朝晩の気温が下がって、夏に生きている僕にとってはちょっと寂しい感じ・・・いかがお過ごしですか?
さて、この1ヶ月間、すごい日々でした!!まずは9月20日から開始したMANNISH BOYS(斉藤和義&中村達也)のツアーにSo many tearsが参加。5公演で演奏するという絶好の機会をいただきました。初日の赤坂ブリッツは独特の静寂の中でのライブでした。
初日というのは、いつだって空気感がどうなるものか予想がつかないというスリルとともにある。どれだけいつもの我々らしさを届けられるか、これに集中しました。満員のブリッツに大音量でSo manyサウンドを奏でた経験は大きいです。
続いての9月26・28日、大阪・広島でのライブは最高に楽しかった!!奥田民生さんやHIATUSの細美くんなどもゲスト参加で登場、会場の盛り上がりもオープニングから終演まで熱気がいっぱいでした。それにしても、達也さんのドラミングをステージ脇から見ていたのだけれどホント絵になる人だな~。
スティックさばきはもちろんなんだけど、ドラマー目線で言うと、この人は脚力がすごいんです(今発売されてるドラム・マガジンも是非チェック)。そして金髪の和義さんが新鮮だっっ。あの歌いっぷりとギター、あんな近くで目撃できたら男も惚れる。そうそう、二人がライブ中に僕のMCのモノマネをするんだよ!!「気持ちいいよね~」とか言って。あれは最高だったなあ・・・和義さん、達也さん、本当にありがとう。僕らが生み出した新しい音楽に乾杯、ソーメニーチア~ズby中村達也。
広島から戻ると、いよいよ「トーキョー・ナイトクルージング」モードに。スカパラとフィッシュマンズが対バンなんて、きっと今後めったにない。
自分の音楽生活の中でも特別な時間として記憶に残ることだろう。悔いの無いようにと、リハーサルをバッチリ集中して当日に臨んだ。
台風のせいもあってか、あの日のことはいまだに夢のようで。気がつけば、リハーサルと本番とで6時間あまり叩き続けていた。リハの時点で盛り上がりすぎて「ああ、今本番のつもりだった」みたいな瞬間多数。それ程に演奏は無敵だったと思います。
午後6時過ぎ、川上つよしの開会宣言から全開。スカパラ、ノッてました。今年はスカジャンボリー開催を見送った分、この日に賭ける気合いはただならぬものがあったからね。 なんてったって、集まってくれたお客さんの熱気が半端なく凄かった!!ステージからの眺め、圧巻でした。あれで演奏が燃え上がらないわけがない。
スカパラ終了後、ステージ上に一人の男。そう、小沢健二!!"I'M SECRET"とは、この人であったのです。小沢くんが今回のイベントをテーマとしたエッセイを朗読(その原稿は小沢くんが僕にくれました)、それに続きフィッシュマンズ登場。
1曲目の「ひこうき」はフィッシュマンズ1991年のデビュー曲。'80年代後半から本格的に音楽活動を開始した者同士が、今こうして合流している。郁子ちゃんの声が瑞々しく会場に響き渡っていて気持ちいい。
思わず「自分の音楽人生がクライマックスを迎えている」なんて言っちゃったけど、どう振り返っても特別な夜。後半スカパラホーン隊と沖さんに加わってもらい、「WEATHER REPORT」「ナイトクルージング」「チャンス」を演奏。"サトちゃん、こちら今こんな感じです。気に入ってもらえてるかな?"
さらに、フィッシュマンズのステージに小沢くんが加わり「ぼくらが旅に出る理由」を演奏。小沢くん・郁子ちゃん・僕の三人で歌い回すという、どれだけ幸せなひとときなんだ~。その後、再登場したスカパラのステージにユズルが参加しベースを弾く光景といったら!!スカパラでフィッシュマンズでSo many tearsな・・・わはは。最後は小沢くんと「ブギーバック」をセッションし、「ALL GOOD SKA IS ONE」で全員で肩を組んだ。
もう、しばらく何もしたくない気持ち。それぐらいの幸せがそこにはありました。あの日、荒天の中、見に来てくれた皆さん、本当にありがとうございました。僕はこの9月30日を決して忘れることはないでしょう。
10月に入り、ポラリスのイベントに出演しました@新宿ロフト。彼らの約6年ぶりの活動再開に参加できてとても嬉しかったです。その翌日からSo many tearsはMANNISH BOYSと再び合流。新潟LOTS・仙台RENSA、やっぱりライブハウスはイイよね~。
我々のパフォーマンスも間違いなく次の段階に突入したといえます。そんな充実度いっぱいの中、日光東照宮へ。スカパラ世界遺産ライブ、これはスゴかった。荘厳な場所での異様な盛り上がり!!パワースポットの合体。非日常感満載の2時間でした。
といった目まぐるしい日々でした、読んでくれてありがとね。
現在So many tearsは引き続き新曲の数々に着手しております。昨日のリハーサルでも新しいアイディアが続々と出て来て、燃えた。
リハ後のトークも相変わらず熱いぜ~。年明けにはレコーディングに入ります、どうぞヨロシク!!
最後にインフォメーション。
So many tearsは11/1(木)にZepp Sapporoで行われるイベント「ZEPP STEP SMA」に出演します。
スカパラ・真心ブラザーズ・nicoten・蜜も出演、全5グループでのライブ、ぜひ遊びに来て下さい。そしてスカパラのNEW ALBUM「欲望」が11月14日にリリースされます。
今回は次元が違います、最高傑作です。断言できます。期待していて下さい。
それでは、また。
BGM: アート・ガーファンクル『the singer』
KIN-ICHI MOTEGI 2012.10.20
"CRAZY FRIENDS COMING TO TOWN!!"
(photo by Maki Ishii)
2012 SUMMER~AUTUMN ROUND
こんにちは、茂木欣一です。夏を駆け回っていたら9月になってしまった!!ご無沙汰スミマセン・・・皆さんお元気ですか?
この3ヶ月色々ありました、振りかえってみます。
6月12日は忘れもしない吉祥寺キチムでのSo many tearsライブ。急遽決定にもかかわらず、多くの方たちに参加していただき本当にありがとうございました。
初ライブから丸2年ということで、沖祐市さんにもゲスト参加してもらい、"HE'S GOT SOUL"を一緒に演奏しました。ライブ後は1時間ほどトークもして、会場の皆さんの質問にも答えたりして楽しかったです。
「SMTで演奏してみたい会場は?」の質問にカトウくんが「日比谷野音」と答えていましたが、将来の野音でのステージ目指してさらに磨きをかけて行きますよ!
そうそう、6月は再始動したポラリスのレコーディングに参加したり、坂田学くん・朝倉真司くんとトリプルドラムをしたりと、たくさんの充実した時間がありました。
7月上旬まで続いたスカパラ全国ツアーが終わるも、スカパラはそのままスタジオ入りして新曲制作の日々。
そしてヨーロッパ・ツアーへと出発!!このあたりの流れスゴかったな~・・・スイス、スペイン、イギリスでライブをして来ましたが、その間レコーディングも進行させていました。
オリンピックのタイミングにロンドン入りしていたので、演奏もやけに気合いが入って、日々燃えていました。
そして、このタイミングでオリンピックを目撃しないわけにはいかないということで、メンバー&スタッフ全員で、日本男子サッカーチームの出場試合をコベントリーで観戦してきました(GAMOさんがテレビ中継に映ったという評判がスゴかった!!)。
この情熱いっぱいのレコーディング作品、11月にリリースされます。期待していて下さい。
帰国後、ライジング・サン・ロック・フェスに向けてフィッシュマンズ始動。
素晴らしいムードの中リハーサルは進み、7年ぶりのライジング出演は最高のパフォーマンスが出来たのではないかと思っています(このときの事はフィッシュマンズのHPに書かせてもらいました)。
9月30日には、スカパラ主催の「トーキョー・ナイトクルージング」に出演も決定。はい、僕ずっと叩き続けます、どうぞヨロシク!!忘れられない一夜になることでしょう。スペシャル・ゲストは・・・
そして、So many tears。8月21日に神戸ウィンターランドにて、アナログフィッシュと再び対バンすることが出来ました。
これまで以上にSMTのグルーブが強くなっていると感じたのは気のせいか?いやいや、大きなうねりに僕は興奮していた。この熱をさらに届けたい気持ちで今いっぱいです。
この日はライブの最後に是非セッションをしましょうと、アナログフィッシュのみんなと、フィッシュマンズの"WALKING IN THE RHYTHM"を演奏。
下岡くんの歌声がとっても心に響きました。
NEWS欄にもあるように、So many tearsは、斉藤和義&中村達也による新ユニットMANNISH BOYSのツアーへの参加が決定しました!!
東京・大阪・広島・新潟・仙台でのライブに出演します。より多くの人へSo many tearsの音楽を体験してもらうこの機会、MANNISHに負けられないね~。ベストの演奏で臨みます。
新曲も着々と制作中です。「名曲誕生の予感」by加藤隆志。楽しみにしていて下さい。では皆さん、ライブ会場でまたお会いしましょう!!
2012.9.15 KIN-ICHI MOTEGI
2012ライジング、フィッシュマンズ終了後の幸せなひととき
5月の風
茂木欣一です。音楽に満たされている5月の日々です。スカパラ全国ツアーも順調に、いや激しく攻める今回のメニュー!!合計26本のツアーも折り返し地点に来ました。これから訪れる街でどんな表情に出会えるか楽しみです。
さて、5月のSo many tearsは、東京・渋谷の街で2本のライブを行いました。これがどちらも最高だったんだな~。まず16日にタワーレコード渋谷店でインストア・ライブ。「インストアなので気軽な感じで」などという発想は、もちろん我々にはない。昨年12月モテキンショー以来の東京でのライブをどれだけ待ち遠しく思っていたことか!約80分のステージに全力で臨みました。三人のグルーブの絡みもバッチリだったと思うし、また「ここにいる人たちは皆、ニュー・シングルを買ってくれた人たち」と思うと嬉しかったです。そのニュー・シングルからも全曲演奏、いかがでしたか?それにしても、会場である渋谷タワレコB1、音の響きいいんだよね。普通にライブハウス営業してくれたら、ロケーションも良いし最高なんだけどな!
そして先日24日、渋谷の老舗ライブハウスLamamaのステージにSo many tearsは立ちました。ユズルと僕はフィッシュマンズ以来19年ぶり、カトウくんは初めてということで、会場に入った瞬間から3人ともすでに気分は高まっていました。「変わってない」「懐かしい」「楽屋が広くなった!」などなど…ライブハウスが場所や形態を変化させていく中、同じ場所で30年続けているというのは並大抵のことではないです。そのことに改めてグッと来ました。対バンにはアナログフィッシュ。昔フィッシュマンズでLamamaに出演していた頃も、素晴らしい実力を持ったバンドとブッキングしてもらい多くの刺激を受けてきましたが、今回もまた素晴らしい出会いとなりました。先の出番となる彼らのステージをじっくりと覗かせてもらい、「ナイトライダー」や「PHASE」といった、独特の個性をもった楽曲たちと誠実な演奏に心奪われました。
そして我々のステージ、色んなことを思い出しました。現在So many tearsで使用しているLUDWIGのドラムセットは、今から22年前(1990)のフィッシュマンズ初のワンマン・ライブ@Lamamaのために購入したものだったとか、ブラックマーケット、ハバナエキゾチカ、キングビーズといった、当時対バンでお世話になった人たちのこと。全然チケット売れなかったのに優しく面倒を見てくれてたお店のスタッフの方のこと。そんな日々に感謝を込め、「今こうして新しい音楽を鳴らしてます!!」って胸張って演奏したつもりです。お客さんの包容力を感じて、充実した時間を過ごせました。本当にありがとうございました。
終演後、アナログフィッシュのメンバーと話すことができ、「フィッシュマンズ好きなんです」とか言われて嬉しかった。彼らとまた一緒にステージに立ちたいなと計画しているので、皆さんどうぞお楽しみに!!
さて、この気持ちをもっと繋げていこうということで、6月12日に、吉祥寺キチムでワンマン・ライブを行うことを急遽決定しました(詳細はLIVE欄を・応募締切があります)。6月12日とは、そう、So many tearsが初めてのライブを行った日です。あれから2年、早いね。当日はライブ演奏はもちろん、ゆったりとトークなども交えて行こうかなと思っています。ユズルやカトウくんの話も聞きたいよね!!新曲も間に合えば初披露したく、皆さん是非遊びに来てください。
それでは、また。
2012.5.28 KIN-ICHI MOTEGI
サイン会 & maxi single対訳
茂木欣一です。四月に入って音楽活動まっしぐらの日々が続いています。15日にはさいたまスーパーアリーナで「EARTH by HEART」というTOKYO-FM主催のイベントに、フィッシュマンズで出演してきました(対バンはサカナクション)。そして21日からはスカパラ全国ツアー「WALKIN'」がスタート。たくさんの笑顔を届けるべく7月まで全国をまわります。
そんな日々の中、4月18日に東京・吉祥寺タワーレコードにて、So many tearsニュー・シングル『Amazing Melodies』の発売を記念したサイン会が行われました。たくさんの方達に集まってもらい、本当にどうもありがとう!!みんなの感想を聞くのを楽しみにしていたので、直接語り合えてとても嬉しかったです。「夢で聞いたメロディーはどの部分?」といった質問や「朝、"BRAND NEW DAY"をかけながら起きる」などの話を聞いているうちに、あぁ、皆このシングルを大切に聴いてくれているんだな、自分達の音が色々な場所で流れているんだなと、じわじわ感動が押しよせてきました。
面白かったのは、「私、明治学院大学のソングライツに入りました!」という報告をしてきた人がいたこと。これにはビックリ!!明学ソングライツといえば、僕が佐藤伸治・柏原譲と出会いフィッシュマンズが結成された思い出の音楽サークル。横浜・戸塚のキャンパスや学食のメニュー、流れていた空気感・・・色々なこと思い出しちゃうよね~。今もこうしてユズルと一緒に音を出しているっていう幸せを改めて感じました。皆さん、仲間との出会いを大切に。次回は5月のライブでお会いしましょう。素晴らしい時間でした。
さて、そのニュー・シングルの対訳を掲載します。CDやダウンロード音源を聴きながら、さらに楽しんでもらえればと思います。
1. AMAZING MELODIES
あの合図の意味をすぐに説明
出来るかい?
あの音の理由をすぐに説明
出来るかい?
多分僕は今、あるムードと
つながっている
多分僕は今、ある真実と
つながっている
さあ、すぐ一緒に出発しよう
光が僕の血を照らすのさ
今夜、気配が降りてくるのを
一晩中待ってるつもり
そう...これは誰も知らない
2人だけのお祭り
*
空からの贈りもの、
僕のベッドにやってきた...
空からの美しい響き、
僕のベッドにやってきた...
**
探し求めてる、探し続けてる
分かってるよ、夢中なんだ
探し求めてる、探し続けてる
分かってる、もう夢中なのさ
あの白い星が、君の名を大声で
呼んでるのを感じるかい?
世界はすべて、神秘に包まれている
そして僕らは、この美しい旋律を雲の向こうに聞いた
*repeat
**repeat
歩き出してる
歩き出してる
僕ら、歩き出している...
2. BRAND NEW DAY
終わりじゃない
君の愛は毎日育っている
終わりじゃない
君の誇りはあらゆる場所で育っている
世界が必要としているのは強い心
もう一度だけ、やってみよう
終わりじゃない
君の愛は毎日育っている
終わりじゃない
君の誇りはあらゆる場所で育っている
君だって世界を動かすことが出来るさ
もう一度だけ、やってみよう
夜、君の寂しげな顔を思い出しながらドライブした
気分はとっても灰色で・・・君に会えなくてまた寂しい気持ち
何が君のことを泣かせたの?
本当の気持ちを教えてほしい
ありのままの2人になろう もっと近づいて
*
さあ、僕らの踊りのために手を差し伸べて
そして君の心には一輪の花が咲く
それを「新しい日」と呼ぶことにしよう
新しい日、それは新しい日、day-yeah
新しい日、それは新しい日、day-yeah
世界が必要としているのは強い心
もう一度だけ、やってみよう
夜、シンフォニーが聴こえて僕は目を覚ました
それはとっても眩しくて・・・君に会えなくてまた寂しい気持ち
どうかがっかりさせないで
誰も君を責めたりしないさ、君の痛みは僕が引き受けるよ
ありのままの2人になって 幸せに向かって走って行こう
*repeat
新しい日、それは新しい日、day-yeah
新しい日、それは新しい日、day-yeah
<<chorus>>
終わってない、僕らの愛は終わってない
終わってない、僕らの愛は終わってない・・・
3. MIRAGELAND
やあ、海原の女神、魅惑的だね
やあ、世界の恋人たち、魅惑的さ
僕は海の底のダイヴァー・・・耳を澄まして
海原を漂う緑の光たち、美しい
そして僕は黄金の鱗をした見事な人魚を見た
眠れない夜に落ちて行く・・・君と,君と
*
僕の心の向こう側で何かがゆっくり動いている
人生は蜃気楼のようなもの、瞳の内側が反射している
それは永遠・・・それとも束の間
明日僕らはどこへ行く?
ーふさわしい場所に僕を連れていって
*repeat
4. G.W.A. (GREAT WHITE AIR)
とても寂しく見える冬の空
冬の空はとっても寂しそう
僕は日が暮れて行く窓の外を見つめている。
愛する人に手紙を書いているところ。
とても美しく見える冬の空、yeah
冬の空はとっても愛らしいよ
木々からこだまが聞こえて来る。
いつも輝いていてくれてありがとう。
「どれだけの日々、不安を抱えているの?
一人っきりで何とかしようとしているのかい?
僕を見て、いつもここにいるよ。
悲しみの風に向かい、太陽の下に横たわろう。
翼を広げて、そしたら君は飛び立てる。」
「涙の理由は話さなくていい。
僕たちだけの真実をさがそう。
僕を見て、いつもここにいるよ。
希望に満ちあふれた泉に出会えるさ。
翼を広げて、さあ一緒に高く飛び立とう。」
暗闇の中に光が見えるよ、
暗闇の中に光が見える
今、僕は月が昇る窓の外を見つめている。
愛する人に手紙を届けるところ。
暗闇の中に光が見えるよ、yeah
暗闇の中に光が見える
連れてって、Great White Air。
虹の扉をノックして。
僕は雪の上でステップを踏む彼女を思い描く。
3月下旬に休暇でハワイに行ってました!!
2012.4.25 KIN-ICHI MOTEGI
4.11 AMAZING MELODIES
ご無沙汰してます、茂木欣一です。4月になり暖かくなって来ました、嬉しいね。2012年のSo many tearsは、2月にレコーディング、そして3月には遂に西日本でライブをすることが出来ました。福岡・広島・岡山・高松それぞれのライブが、今でもはっきりと思い出せます。
福岡と岡山では渡辺シュンスケくん率いるSchroeder-Headzと共演。福岡のライブは、フィッシュマンズ佐藤伸治の命日だったということもあり、So manytearsとシュンスケくんとで2曲共演しました。1曲は「He's Got Soul」を、もう1曲はフィッシュマンズの「エブリデイ・エブリナイト」を演奏しました。岡山ではYO-KINGとも共演(途中で桜井君も登場、それって真心ブラザーズじゃん!)、どちらも素晴らしい夜になりました。それにしてもYO-KINGとカトウ君は似てるなあ~。
広島のMUSIC CUBEと高松のSANUKI ROCKでは、たくさんの音楽ファンを街中で見ました。活気づいている街の様子を見るのはとても幸せなことです。そんなピースフルで明るいムードの中、So many tearsの演奏を届ける心の高ぶりが何より最高でした。ライブで演奏していくたび、自分たちの楽曲がどんどん強く育つのを感じます。もっともっとたくさんの人たちに出会い、この音楽を届けたい。そんな気持ちでいっぱいの西日本ツアーでした。観に来てくれた皆さん、どうもありがとう!!
さていよいよ、我々So many tearsのマキシ・シングルがリリースされます!!タイトルは『AMAZING MELODIES』、全4曲収録です。完成してからヘッドフォンで、車の中で、はたまた空の上で、何度も何度も聴いていますが、本当に大好きな作品に仕上がりました。簡単に1曲ずつ紹介します。
1曲目"Amazing Melodies"には色んな思い出があります。今からちょうど1年前の4月11日、きっかけは夢の中に降りてきました。そのとき僕はスカパラでメキシコに行っていたのですが、夢の中に先ほど話に出た佐藤伸治が出てきたのです。彼はアコースティック・ギターを手に新曲を歌い始めました。今まで彼は何度か僕の夢の中に出てきましたが声を出すことはなかったので、僕はとてもドキドキしました。でも歌い始めてすぐ、その夢はさめてしまうのです。ただ、その最初のメロディーを僕は口ずさめる状態だったので、朝4時頃にあわててケータイのボイスレコーダーに記録しました。
5月、デビュー・アルバムのレコーディング最終日、そのメロディーをもとにカトウ君とどんどんアイディアを広げていきました。その帰り道、高速道路を降りたところで、今度は偶然にもハナレグミ永積タカシくんに遭遇するのです。そのまま彼のスタジオに行き一緒にセッションすると、さらに素晴らしいアイディアが生まれてきました。あの時間、本当に最高だったな!!「空からの贈り物、僕のベッドにやって来た」という歌詞は、まさにこの曲の事そのものです。
2曲目"BRAND NEW DAY"は、昨年9月にSo many tearsのデビュー盤がリリースされた頃につくり始めた楽曲です。アルバムのプロモーションで街を移動しているときに、就職活動をしていると思われる女の子の後ろ姿を見ました。その様子がすごく疲れてあきらめているように見えたので、「終わってない」ことをテーマに書いてみることにしました。大好きな1曲に仕上がったので、早くライブ演奏したいね!!
3曲目"MIRAGELAND"は、カトウくんが以前よりあたためていたオリエンタルでサイケデリックなナンバー。海の底にいるような気分を味わってもらいたいです。これまで以上に独特なサウンドに仕上がっているので、じっくり体験してみて下さい。
そして4曲目"G.W.A. (GREAT WHITE AIR)"は、冬のピシッとした空気感をロックなアレンジで包み込んだラブ・ソングです。それと飛行機(air)をかけてあります。グレートホワイト航空みたいな感じで楽しんでもらえると嬉しいです!
リリースに先駆けて、"Amazing Melodies"のミュージック・ビデオがアップされています。カワムラケンスケ氏による作品、病みつきになる映像ですよ、これは!!是非体験してみて下さい。リリース後には、タワーレコードでサイン会やインストアライブも決定したので、ホームページNEWS欄をチェックして下さい。
最後に。次回の東京でのライブを渋谷La.mamaで行うことが決まりました。5月24日、対バンはアナログフィッシュ!!これは本当に楽しみです。渋谷La.mamaと言えば、初期フィッシュマンズで実にお世話になったライブハウス、ますます気合いも入ります。みんなで最高の時間をつくろう!!待ってます。
それでは『AMAZING MELODIES』、皆さんの感想を心から楽しみにしています。
(対訳は近日掲載します。)
2012.4.11 茂木欣一
今回も紙ジャケット仕様。最高のアートワークを楽しんで下さい!
(Released by So Beautiful Records)
「茂木欣一ショー vol.3」を終えて
皆さんいかがお過ごしですか?茂木欣一です。間もなく2011年が終わろうとしています。12月って本当に毎日のスピードが速いね。
そんな中、「こんなに燃え尽きた誕生日がかつてあっただろうか!!」ということで、僕の誕生日である12月15日に自分名義のイベントを開催させていただきました。
”茂木欣一ショー”は、僕が今までの音楽活動を通して出会った人たちをゲストに招き、ライブやトークを行ったり共演をしたりするイベントをしようと始めたものです。
2007年3月に恵比寿リキッドルーム2階ラウンジにて第1回目を開催。その時はハナレグミをゲストに招きました。
第2回は昨年6月、京都メトロにて。sembelloやpalillos redondosのライブ、川上つよしのDJ、そしてSo many tearsの初ライブを行った日でもあります。
竹中直人さんが飛び入りで参加してくれましたね!
そして今回、せっかく年末にやるのならということで、"YEAR END SPECIAL"と銘打ち、今まで以上にワクワクするようなことをしようと心に決めました。
音楽が持つ緊張感・人々の心を繋ぐ高揚感、そのようなものをこのイベントで表現出来ればと思いそれぞれの出演者に声をかけました。そして快諾してもらえたこと、心から感謝しております。
当日、とってもいい天気に恵まれて会場入りしたのを憶えています。
いよいよ夜6時半、ショーがスタート。いつものように僕、そしてスペシャル・アシスタントの沖祐市の2人でオープニングをした後に、bonobosのライブがスタート。
結成10年目の彼らのステージは、以前目撃したときより遥かに深化しており、サイくんのヴォーカルはもちろん、楽曲のスケールの大きさやリズムの太さなど聞き所いっぱいで実に刺激的でした。
最後に僕も加わり、大好きな「THANK YOU FOR THE MUSIC」をツイン・ドラムで共演。
彼らは来年さらにツアーを行い、ゲスト・プレイヤーを多数招くホール・コンサートも視野に入れているとのこと。最新アルバム『ULTRA』を聞きながら期待しましょう。
続いて斉藤和義さんをステージに招く。全国ツアー真っ最中なのに出演していただき、本当に嬉しかった!!
相変わらずの極上MCをかましてくれた後に、名曲を弾き語り。あらためて思うけれど、同じ楽曲でも震災前と震災後に響く歌詞の響きはやはり違ったりする。
丁寧に紡がれた言葉の持つエネルギーというのはやはり物凄いものがあるな、とステージ脇で和義さんの声を聞きながら思う。
後半は沖さん・僕、そしてユズルとカトウくんも加わりセッション。スカパラのアルバムで歌ってもらった「君と僕」も共演。感無量、最高のひとときでした。
この後、谷中敦のDJで会場を熱くしてもらう。最初にスカパラの「Happy Birthday Ska」がかかり、スネアの形のケーキが登場したときには本当にビックリしたー!!
こんなに幸せでいいのか。想像を超えた濃い~夜は、続いてSo many tearsのライブへと進む。
So many tearsは、新曲をレコーディングして新たな手応えをつかんだところでもあり、今まで以上に演奏を楽しむことが出来ました。
3人が音を鳴らすことで生まれる独自の空間を今まで以上に創る自信がわいてきた、そんな感じです。ライブをするのが楽しくてたまらない!
最後はデビュー盤収録の「He's Got Soul」を、録音に参加してもらった沖さんを交えて演奏。そのまま沖祐市のソロ・ピアノへと移って行きます。
ああ、沖さんのこのセンス、連れて行かれるこの感じ。演奏とはつまり、その人そのものなのだ。
さて、いよいよ浅井健一さんの登場。今回は、浅井さんの楽曲演奏をSo many tearsが務めることになり、リハーサルの時点から皆で燃えていたね!!
ブランキーの曲もやろうということになり、僕は大好きな「SWEET DAYS」をやりたいと、最初電話で浅井さんにダメ元で伝えたら、後日セットリスト案に入っていたのを見て、そりゃ興奮したなあ~。
本番はもう言葉にしようがない。浅井さんの歌・ギターへの魂の込め方、ステージ上での動き、思い切り受け取りました。皆でとってもとっても良い演奏を届けることが出来たと思います。
最後に浅井さんが「欣ちゃんのドラムで世界を変えてってね」と言ってくれたこと、肝に銘じてこれからも全力で演奏に向かいます。
ということで、なんとも贅沢な誕生日を過ごさせていただきました。
この場を借りて、出演してくれた皆さん、観に来てくれた皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!!
最高の笑顔を生むGOOD VIBRATIONSを、これからも一緒につくり出して行きたいです。そして一緒に年を重ねていこう。来年もどうぞヨロシク!!
"THE 茂木欣一ショー VOL.3" @渋谷DUO MUSIC EXCHANGE
<bonobos>
1. Go Symphony!
2. Gold
3. あなたは太陽
4. THANK YOU FOR THE MUSIC
<斉藤和義>
1. アゲハ
2. ウサギとカメ
3. 歌うたいのバラッド
4. ずっと好きだった
5. やさしくなりたい
6. 君と僕
<So many tears>
1. How many miles?
2. (don't let go of your) PRECIOUS
3. I'M INTO THE SUN
4. He's Got Soul
<浅井健一 with So many tears>
1. SWEET DAYS
2. SALINGER
3. 危険すぎる
4. 人はなぜ
5. SEA SIDE JET CITY
6. ガソリンの揺れかた
THANK YOU!! THANK YOU!! THANK YOU!!
2011.12.20 Kin-ichi Motegi
デビュー完了、その先へ
ご無沙汰しています、茂木欣一です。
すっかり寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
遅くなりましたが、まずは感謝の気持ちを伝えたく。
デビュー・アルバムを聞いてくれた皆さん、ライブに足を運んでくれた皆さん、
本当に本当にどうもありがとう!!!
そしてたくさんの感想をいただきました。ツイッターだったり、手紙をいただいたり、
またライブ会場などで声をかけてくれたりして心から嬉しく感じています。
サウンドのこと、歌詞についてのこと・・・すべてが励みになっています。
アルバムへの思いは、フィッシュマンズのホームページや
CDのライナーノーツでも語らせてもらったように、
’08年夏に始まった加藤隆志との楽曲制作、そして柏原譲と合流してから
多くのリハーサルを重ねてきた日々の成果がもれなく詰まっています。
リリース後CDショップにあいさつに伺ったときに、
お店ごとに独自のキャッチコピーが掲げられていたのがとっても印象的で、
その言葉の1つ1つに大きな力をいただきました。
そして、東京と大阪で行ったアルバム発売記念ワンマン・ライブ。
もう、最高としか言えない時間でしたね。
自由な空間がもたらしてくれる緊張感や開放感。
1曲ごとに込める愛情とそれを受け止めてくれる人たち。
約2時間のステージでしたが、あのとき存在した会場の空気感、忘れたくないです。
輝く笑顔にたくさん出会えて、実に幸せでした。いやあ「デビュー」っていいね!!
でも、いつまでも初々しいだけではいられない。
So many tears、次の波に向かって進み始めています。
先日11月18日には、新木場ageHaにて行われたLIVE NEXUS AID ANNEXUSに出演。
初めて我々を目撃するであろう多くの人たちの前で演奏をする大切な機会となりました。
さらに今月下旬には新曲のレコーディングに入ります。
この夏~秋の数ヶ月に得たこと、感じてきたことを音に託して皆さんに届けます。
期待していて下さい。
そしてそして、年内にもう1回ライブが決定~!!
「ザ・茂木欣一SHOW vol.3」を12月15日に開催します(詳細はLIVE欄をご覧下さい)。
もちろんSo many tearsのライブあります。
さらに”year end special"と銘打っている今回、とっても素晴らしいゲストを招きます。
間もなく発表されますが、特別な夜になること間違いなしです!!
ぜひ遊びに来て下さい、待ってます。
それでは、またお会いしましょう。
11月18日、LIVE NEXUS AID ANNEXUSにて
2011.11.25 Kin-ichi Motegi
初ワンマン、初ライジングを終えて
茂木欣一です。お元気ですか?昨年の夏にこのページが立ち上がってから1年が経過、時の流れの速さにとても驚いています。その期間には震災があり、本当に多くの涙が流れた・・・一体自分に何が出来るのか?皆さんも考えられたと思います。僕の場合は最初のコラムに記したように『流した涙の先には明るい光があると信じたい』それしかないと思ったし、そこに向かって音楽で少しでも希望を届けられれば、そんな気持ちで過ごしています。
7月22日に、初めてのワンマン・ライブを渋谷club asiaで開催しました。3月に行う予定が延期になった分、我々の意気込みもさらに高まり、リハーサルもバッチリしました。その一方で「みんな、忘れてないかな?来てくれるかな?」といった不安もありましたが、おかげさまで大勢の人たちと最高の時間を過ごすことが出来て、本当に本当に嬉しかったです。
『初』は一度しかないという、独特の緊張感。でも「緊張するのは、ちゃんと表現したい、伝えたい気持ちの表れだから素敵なことなんだ」と皆でよく話しています。3曲4曲と進んでいくうちに、会場全体に良い気が流れてくるのが感じとれました。ライブ当日までにリリースされていた音源が配信1曲のみという状況の中、皆がSo many tearsの音楽に期待してくれている空気感をしっかりと受け取ったつもりです。気付けば約2時間、持ち曲を全曲演奏しました。じっくりと耳を傾けてくれて、また、たくさんの笑顔をくれてどうもありがとう!!最高の船出ができたと思っています。
そして初ワンマンでもらった手応えを披露すべく、エゾの地へ。8月12日のライジング・サン・ロック・フェスにSo many tearsは出演しました。しかも夜7時過ぎに60分ステージという最高のシチュエーションをいただいたのでした。これは気持ちいいに決まってる!!
見事に晴れた空に月が昇る。カトウくんの動きは絶好調だったし、ユズル独特のベースラインは石狩の大地を踊らせた。”空から素敵なメロディーが降りて来る”という内容の曲があるのですが、それを輝く満月に向かって歌った快感は特別なものがありました。あの時間に集まってくれた皆さん、どうもありがとう!!心から楽しんでもらえてたら何より嬉しいです。
そうそう、演奏後にデビュー・シングルのサイン会をTOWER RECORDSの特設ブースで行ったのですが、と~っても多くの方達が集まってくれて感激しました!!こちらもこの場を借りて感謝です、ありがとう。
目指すライブはもちろんもっともっと高いところにありますが、So many tearsの音楽をワンマン&野外で鳴らした幸せ、今はかみしめているところです。
さて、皆さんにデビュー・アルバムを届けられる日まであと少し!!次回はアルバムについて書きます。それでは、また近日。
So many tears 初ワンマン@渋谷club asia
2011.8.16 Kin-ichi Motegi
皆さん、こんにちは。
今回の地震で被災された皆さんに心よりお見舞い申し上げます。
1日でも早く、すべての人たちに笑顔が戻ることを願ってやみません。
我々は3月23日の初ワンマン・ライブを延期することになりました。
大変残念ですが、現在振り替えの日程を模索しております。
決定次第お知らせしますので、待っていて下さい。よろしくお願いします。
So many tearsは、
3月7日~11日まで山中湖畔にあるスタジオで合宿レコー
ディングをしていました。
今回はその中の1曲の歌詞・対訳を紹介させてください。
この曲の歌録りは地震前日の10日に行ったものですが、
歌詞に込めた気持ちを震災後の今こそ多くの人たちに届けたい、
今はそんな気持ちです。是非読んでみて下さい。
"(don't let go of your) PRECIOUS"
lyrics by Kin-ichi Motegi
1. You look around, take a seat
And take a deep breath.
I must say, you need to fall in love
Need some help?
"Where are you going? Where are you going?"
There is no meaning
"Where are you going? Where are you going?"
Unless you have a dream
* I'm gonna run to you with this music
You will catch a piece!
** Don't let go of your precious feeling
Brother, don't you know?
No one's gonna get in your way
Can't you see the desire
Blowin' up in your eyes
Blowin' up in your eyes
2. Now everyone ready to
Break the limit in your way.
You're the founder of your hope,
Don't hesitate.
"And you're gonna know, And you're gonna know"
This must be the place
"And you're gonna know, And you're gonna know"
Where you'll get to be real
* Repeat
**Repeat
I... I wanna make you understand
More... more than any words you heard
* Repeat
**Repeat twice
1. 君は周りを見回して、席に座る。そして1つ深呼吸。
僕が言っておきたいのは、君は恋をする必要があるってこと。
君にはちょっと助けが必要だ。
「どこに向かっているの? どこに向かっているの?」
君が夢を持たなきゃ、何の意味もないのさ。
* この音楽とともに君のもとへ駆けて行くよ。
君はそのかけらをつかんでくれるはず!
** かけがえのない気持ちを手放さないで。
分かってるだろう?
誰も君の邪魔をしないさ、瞳の中の願望が見えてるだろう?
君の瞳に映る欲望が。
2. みんな、限りなくどこまでも行く準備はできてるかい。
君の希望を創りだすのは君自身だ、ためらわないで。
「そして君は気がつく、そして君は気がつく」
ここが本気になる場所に違いないって事に。
* Repeat
** Repeat
僕は君に分かってもらいたい、
君が聞いてきたどんな言葉よりも。
* Repeat
** Repeat twice
(対訳:茂木欣一)
ということで、次回ライブで会えるのを心から楽しみにしてます。
皆さんどうぞ元気でお過ごし下さい。see you soon!!!
2011.3.26 茂木欣一より
新年ごあいさつ
2011年、いかがお過ごしですか?茂木欣一です。
昨年は6月の京都メトロにおける初ライブ、
そして10月には心斎橋&渋谷クアトロでライブをすることが出来ました。
観に来てくれた皆さん、本当にどうもありがとう!!
どのライブも実に刺激的で、新しい音楽を発表できる喜びに満ちあふれていました。
さて今年は色々と動きます。
まず、なんと!初ワンマン・ライブ決定~!!(詳細はLive欄をご覧下さい。)
昨年10月にライブが終わってからも定期的にリハーサルをして、
新曲制作やグルーヴの追求を続けています。
その成果をベストな形で楽しんでもらえるように、
今から3人でアイディア出し合い準備するので、是非ぜひ遊びに来て下さい。
また、初のレコーディングも春に行う予定です。
1つ、また1つと手応えを感じるごとに、
So many tearsの楽曲をさらに多くの人と共有できればという思いは強くなります。
どのような形で発表するかはこれから決めて行きますが、
生演奏のエネルギー・音楽を奏でる喜びを
しっかりパッケージして届けたいと思います。待っていて下さい。
ということで報告させてもらいましたが、
いやいや、たいへん身が引き締まる思いです!
今年の春はスカパラもフィッシュマンズも忙しくなりそうですが、
最高の演奏に向かって3人ベストを尽くして行きますので、
皆さんどうぞよろしくお願いします。またお会いしましょう!!
昨年10月、韓国ソウルの「空中キャンプ」にて。
2011.1.15 Kin-ichi Motegi
2011年、遅ればせながら明けましておめでとうございます!
So Many Tearsギターの加藤です。
昨年の僕のスカパラ以外での活動のトピックといえば、
このSo Many Tearsという新しいバンドで、三度ライブがやれたことでした。
一度目の『茂木欣一ショー』でのライブでは、
緊張しすぎたのが今でも思い出されます(笑)
高校の初ライブ以来かも…。それくらいテンションあがってました!
そして10月6日に大阪、9日に東京クラブクアトロで開催された、
「空中キャンプ」という素晴らしいイベントに参加出来たことも、
自分にとって大きな出来事でした。
出演者同士、お互いに刺激しあって、より良いパフォーマンスを引き出せたし、
それによって会場が一つになって行く空気は感動的で、
そして何よりFISHMANSの楽曲達が持つパワーを改めて感じる事が出来た夜でした。
So Many Tearsの音楽を言葉にするならば、
欣ちゃんと讓さんが、これまで過ごしてきた歴史と、
僕と欣ちゃんとの歴史とが合体したようなサウンド!
…といえばあたりまえですが(笑)
バンドサウンドの面白さはジャンルに関係なく、
それを奏でる人間同士の歴史だと思うし、
僕自身もそういうものを音楽の中に感じたいと常々思っています。
そういった意味でも、お互いに濃い時間を過ごしてきたことは間違いないので、
この3人でこれからどれくらい濃い時間が過ごせるのか、
10年後のサウンドを楽しみにしつつ(笑)、
焦らずじっくりと楽しんでいきたいと思っています!
今年はみなさんに音が届けられるようにがんばるので、
ぜひとも応援よろしくお願いします!
加藤隆志
僕はいま頭が冴えてる。
仲間と出会えてる。
うたを伝えることができる。
伝わった人たちの笑顔を見ることができる。
だってたくさん泣いてきたからね。
いま生きてることは運がいい。
2011 So Many Tearsをよろしく。
柏原 譲 (Twitter: yuzuruaniki)
涙の理由
皆さんこんにちは、茂木欣一です。
今回からこのページで色々と自由に文章を書くことにしました。
つい最近まで、ドラム・マガジンという雑誌で毎月連載をさせてもらっていたのですが、
文章を書くことによって自分自身を発見する瞬間が多くあるということを感じました。
なのでリズムを刻むのと同様、文章も刻み続けて行こうと思っております。
さてまずは、バンド名の由来の話を。
名前にtear=「涙」がついた理由とは何か!僕とギターのカトウ君の家は近く、
リハーサルが終わるたび一緒に食事をしながら、よく音楽や人生の話をしています。
昨年のとある夜、その時も色んな話をしていたのですが、彼はあるタイミングで、
急に涙を流しながら音楽の話を熱く熱く語り出したのです
(確かギター・ソロについての話だったような気がする!)。
僕はその話の内容よりも、
その時の彼の涙の流れ方の美しさに心を奪われてしまいました。
その頃スカパラのレコーディングをしていて、
「スカパラって、曲につけてくる仮タイトル良いのいっぱいあるんだよなあ」
とか考えていました。
そんなスカパラの作品の中に"Pride Of Lions"という楽曲があるのですが、
実はその曲の仮タイトルが"So Many Tears"でした。
この仮タイトルに辿り着いたときに、あの時のカトウ君の涙が思い出されて、
個人的にはすごくピンと来ました。「これしかない!」と。
でも1番自分の心で強く思っているのは、
『流した涙の先には明るい光があると信じたい』ということです。
これまでミュージシャン生活をして来た中で、様々な出会いや別れがありました。
嬉しかったり悔しかったり寂しかったりで思わずこみ上がってきた涙、
それらはすべて一生懸命生きている証である、と。だから涙は美しい。
そうした気持ちを手放してはいけないと感じています。
そのような思いをSo many tearsの音楽に込め、
大切に育てて行けるようにしたいです。
おもいっきり楽しくやりたいね、皆さんどうぞヨロシクお願いします!!
またお会いしましょう。
まもなく、泣きます
2010.8.16 Kin-ichi Motegi